陸前高田市今泉地区

画像:今泉地区の街並み元「八木澤商店」本店の土地に掲げられている、震災前の町並み。

今泉地区は、陸前高田市気仙町(けせんちょう)の中心部に位置する地区で、「奇跡の一本松」を臨む気仙川の河口付近にある。1591年に伊達政宗の所領となり、江戸時代には仙台藩の代官所が置かれ、気仙郡の行政の中心であった。また、河川交通と、浜街道(仙台・釜石間)や今泉街道(一関・今泉間)の交差点に当たる交通の要所(今泉宿)としても栄えた街である。

今泉地区には、ヤマセン醤油で知られた「八木澤商店」をはじめとして、気仙大工が築いた明治期以来の古い商家や、江戸時代から残る「吉田家の大肝入屋敷」など貴重な建物が多く存在し、美しく重厚な町並みを残していたが、2011年、震災の津波で壊滅した。