大町通り商店街

写真:大町通り商店街

2011年3月の津波によって流されてしまったが、かつて大町通り商店街は、陸前高田市の中心的な商店街だった。大町にあった高田市場の朝市は、「けせん朝市」と呼ばれ、200年以上の歴史を誇る、気仙地方で最も古いとされる伝統の市。毎月5のつく日に開催され、8月の盆市(ぼんまぢ)と年末の詰市(つめまぢ)には、大勢の人で賑わっていたという(現在は、陸前高田未来商店街を会場に毎週土・日に開催されている)。

大町通りは、毎年8月7日に催される「うごく七夕まつり」の開催会場にもなっている。「うごく七夕まつり」は、高田町内の12集落(森の前、大石、鳴石、駅前、中央、大町、荒町、和野、松原、川原、長砂、沼田)がそれぞれの町ごとに「祭組」をつくり、七夕飾りで華やかに装飾した「うごく山車」を製作して、その優美な姿を競い合うように街を練り歩く伝統行事。日が落ちる頃には山車に灯りが点され、煌びやかな12の山車が夕闇に浮かび上がって、それは美しい光景となる。

津波で多くの山車が失われたが、「地域のつながりを取り戻すきっかけにしたい」と震災後も大町通り商店街跡地で「うごく七夕まつり」が開催されている。