菅野 秀一郎(かんの しゅういちろう)

菅久菓子店 代表(五代目)

1975年、明治29年から続く陸前高田大町の老舗菓子店、「菅久菓子店」の長男として生まれる。小学生1〜2年頃の文集に、将来は「菅久の社長になる」と発表していた菅野さんは、高校卒業後すぐにパティシエとして仙台で6年間修業し、2000年に帰郷。洋菓子担当として「菅久」を手伝いながら、当時の店が販売していた和菓子も同時に学んでいた。2006年、父の急逝により、借金ごと店を引き受けて事業を継承し、5代目となる。

2011年3月、借金を整理し、店を閉める決断をして、他店への就職の準備をしていた矢先のこと、東日本大震災が起こり津波にあう。消防団員として地域の人々の避難の誘導しながらギリギリ逃げ切ったが、店や大切な仲間、そして頼りにしていた弟を失った。

同年11月までかかって弟の遺体が見つかり、誰よりも店を思いやっていた弟の意思を継いで「菅久」の再開を決意。

2013年4月23日、弟の誕生日に未来商店街の仮設店舗で「菅久菓子店」の再オープンを果たした。

菅久菓子店-Patisserie KanKyu-
営業時間10:00-18:00 不定休
TEL0192-55-3721
震災前所在地〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町大町22