Interview #08
 
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Q. なつかしい未来創造が手がける「箱根山テラス」とは?

―なつかしい未来創造は、今大きな事業を進めていますよね。どんな事業ですか?

中野:陸前高田の箱根山という広田湾と大船渡湾を見下ろす美しい場所に、滞在型の研修施設を作ります。いわゆる観光ホテルではなく、“集い、学び、起業し、宿泊する、そして心をととのえる”場づくりを目的としているので、ワークショップなどが開催できる充実したワーキングスペースがあります。
そして何より、外から来た人にも、地元の人にも親しんでもらえるよう設計した、大きなオープンテラスが特徴で、「箱根山テラス」と呼んでいます。
私、一日の食事のうちで、朝ごはんが一番好きなんですが、地元の食材を使って、とびきり美味しい朝食を出せたらいいな、と思っているんです!

大きなテラスが特長の「箱根山テラス(仮)」(建築模型)大きなテラスが特徴の「箱根山テラス(仮)」(建築模型)

―いつオープンするの?

中野:2014年9月を予定しています。

―順調ですか?

中野:いえいえ、大変なことの連続だし、迷うこともたくさんあります。仮設ではなく高田の未来に続く建物を建てるわけですから、絶対に失敗できない!というプレッシャーも感じています。もちろん、私一人でどうこう、という規模の事業ではありませんが、高田の人が自慢に思ってくれるような、外から来る人を「今日は天気がいいから、箱根山テラスにつれて行こう」と思えるような場所にしたい、と強く願っています。ここに集まる人達が、想い、想われる、学びと憩いの場所になりたいなと。

―震災から3年が経ちましたが、里美さんは、10年後、高田がどうなっていればいいなと思っていますか?

中野:10年後って、そんなに遠くないですね。それぞれ、みんな元気に暮らしていて、箱根山も、その周辺の日常の一部となっている。そこで、わかりませんけど自分には子どもがいて、「おはよう」とかあいさつしながら道を歩いている。そんな光景が目に浮かびます。

―なつかしい未来の高田。

中野:勝手な思いですけど、人が出ていかずに、またもう一度、ここの人たちの毎日の営みが、普通にある状態にあったらいいな、と。

―多分、食べていけさえすれば、ここに暮らしたいという人、多いと思うのね。若い人からも、「よその土地へは、行きたくない」って聞きます。

中野:あ、若い人で、戻ってきている人が結構多いんです。「あの時、何もできなかった」という思いで、「何か地元のために」と言って。みんな高田が好きだから、外に出て行った人たちも、8月の七夕には何を置いても戻ってくる。若い人が戻りたいと思う田舎はいいなって。そこに何か可能性があるんじゃないかなと思いますね。

―若い人が増えているといいね、10年後。

中野:いいですね!

写真:土屋さんと中野さん

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インフォメーション

なつかしい未来創造株式会社

岩手県陸前高田市竹駒町字相川 74-1

なつかしい未来創造株式会社ホームページ

 

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