その後の直志さん

2014年4月

写真:直志さん

震災後初めて、直志さんたちが育てたお米でつくったお酒、地米酒「多賀多」が復活販売された。「多賀多」は、原料米から水、造り手など、全て地元産にこだわった特別純米酒。震災前の、陸前高田市制50周年を記念して企画され、以後、酔仙酒造によって毎年仕込まれてきた。陸前高田産「ひとめぼれ」を、60%まで磨いた米でつくられる「多賀多」は、キレがよく、香りも芳醇とのこと。販売期は4−5月。

2013年11月

写真:直志さん

この場所に残り続けた直志さんの行動がきっかけとなって、近隣に新しく20戸程の家が建つことが決まった。新しくできる集落の一戸に旧知の友人が住むこととなり、彼のために、家一軒分の木を伐り出したのだと嬉しそうに語る。

それから、ドキュメンタリー映画「先祖になる」が話題を呼び、舞台挨拶などに呼ばれて各地へ赴くことが増えた。「今がいちばん幸せ」と繰り返す笑顔は本当に柔らかい。